河森正治EXPO
40年の制作過程で生まれた原画やラフデザイン、変形メカの試作品、企画書、シナリオ、絵コンテ、そして取材写真や創作メモの数々….
資料の山を見ながら、自身の創作活動を振り返り、創作の旅のプロセスを一堂に会した展示会。
少年の日に胸ときめかせた70年大阪万博をモチーフにタイトルを『河森正治EXPO』とした。
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河森メカの代表作品、「マクロス」シリーズの3段可変戦闘機メカ、「バルキリー」の展示。
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河森の世界観を独創的な新作映像で表現。会場内に設置した全天周シアターでは直径10メートル、高さ5メートルのドーム状スクリーンに新作パートを含む会場限定映像を上映。
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河森が一点一点監修をしてきた多数のキャラクターフィギュア達の展示。
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河森が40年近く前の紙やレゴで制作したTOYの試作品から、これまでに携わった1300点以上におよぶデザイン画、絵コンテ、アイデアノート(現物、複製を含む)などを展示。
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河森の当時の作業机と、学生の頃、仲間たちと作って遊んだ、ロケット花火を再現。
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未発表の企画やラフ画も数多く展示。
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歴代のキャラクターたちがライブステージさながらに登場。
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アクエリオン、マクロスをはじめとした歴代のメカの立像も展示。
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創造のルーツを辿った、キャリア40年の年表や旅の記録など。
映像、物語、メカデザインなど数々のクリエーション。
完成画、完成作品のみの展示ではなく、創造の初期段階;ノートパットに書かれたアイデアメモ、ラフデザイン画や、絵コンテ、立体物の試作品などを網羅的に展開。オリジナルデザインの工程をお見せしたいという趣旨のもと、展示の構成を組み立てていった。
河森こだわりのドーム映像。長い月日を重ねて練り上げられた変形機構やデザインの後、細かい監修を幾度となく積み重ねて完成されていったフィギュアや、メカの立像たち、原画だけでなく、数えきれないほど壁やその上部に張り付けられたラフデザイン画たちに囲まれた河森ワールドが出来がっていた。
河森の創作活動が数えきれないほど多くのスタッフに支えられている事、ファンの方々の温かい応援に後押ししていただいた事を実感。 皆さまと一緒に、この創作、試行錯誤のプロセスと多様な世界観の祭典を体験したようなイベントだった。
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