ARCHITECTURE

2兆もある銀河の中で天の川銀河に位置し、2000億個の恒星の中の太陽を3番目に回る地球。
この劇的に広い宇宙の中で唯一生き物が確認されている場所です。

水の惑星と言われる地球。
しかし、この星のの99.99%の水は、私たちの生命維持に使うことはできません。

命の奇跡の舞台である河森正治パビリオンは、建築を海水で練った新素材マテリアルを活用します。

いのちの礁

多様な “細胞” が作る一連の体験

大小様々で多彩な展示群は、それぞれが建築構造と一体となった “セル(Cell:細胞)”という空間を形成しています。 多彩な “セル” が一つの “いのち” として構成されることで、多様かつ一連の体験で来訪者を迎えます。

いのちの礁

多彩な“セル”型

“セル”は鉄骨フレームと特殊なコンクリートパネルからなる2.4m立方のシンプルな構造体を最小単位としながら、進化し大きくなるにつれて機能を増やし、展示の次元を上げていきます。

いのちの礁

海水コンクリートパネル:
貴重な真水資源の保全

建築かつ展示の空間単位であるセルは、真水を使用した一般的なコンクリートではなく、海水を使用したコンクリートパネルによって構成されています。 緊張材として、鋼線の代わりに炭素繊維ケーブルを使用することで真水ではなく大阪湾の海水を配合することが可能になり、長寿命化等の多くの革新性をもたらしています。

いのちの礁

リユース・リパーパス:
いのちの循環

長寿命化されたコンクリートパネルと、海上輸送コストを抑えられる鉄骨構造ユニットは、会期終了後のリユース、リパーパスの可能性を広げることができ、我々はそれを(いのちの循環)と見立てて計画しています。