

創造の源
「いのちめぐる冒険」
パビリオン誕生の軌跡
この展示では、
「宇宙スケールの食物連鎖」を描く
超時空シアター「499秒 わたしの合体」の
世界観の根源となる
原画スケッチを特別公開します。
また、本パビリオンの
コンセプトデザインである
『いのち球』の海洋堂製フィギュアも
展示いたします。
展示内容
河森正治が生み出した原画
本展示では、テーマを視覚化するための初期スケッチやアイデアラフを展示します。河森正治がどのように「いのちは合体・変形だ!」というコンセプトをもとに、超時空シアターを設計したのか、「今、ここに共に生きる奇跡」を描いたのか、その過程をじっくりとご覧いただけます。
地球上の多様な生態系とからだの中のミクロな世界、そして宇宙規模の交流を響鳴させながら、エネルギーや物質の循環がどのように起こるか、創造をかき立てたスケッチも展示。
私たちの日常的に目にする生物の関係性を超え、宇宙の視点でいのちのダイナミズムを感じることができる作品が誕生したのです。
原画では、河森正治が初めて挑んだカメラ付きVRゴーグルでの没入体験の設計も垣間見ることができます。
イマーシブ体験の草分け的存在である西郡勲氏との共同作業として取り組んだのは「MRの一体感とVRの没入感の重ね合わせ」
これらの世界に類を見ない仕組みがどのように構築されたのか、VRゴーグルの視点設計やインタラクションのアイデアを示したスケッチも必見です。
「いのち球」
本展示では、河森正治によってデザインされた生物多様性を合体・変形させた象徴「いのち球」を海洋堂が総力を上げて創った特別なフィギュアも展示されます。
この「いのち球」は、生きものフィギュアの巨匠・松村しのぶ氏を筆頭に精巧な造形技術で知られる海洋堂および協力企業のスペシャリストによって制作されました。 従来の造形技術を超えた精密な細部によって、多種多様ないのちが複雑に絡み合いながらも共鳴、調和する姿を見事に再現しています。


